WEBデザインスクールではどのような就活支援を受けられるの?
WEBデザインスクールで勉強したいが、卒業後に本当に就職できるのか不安だ。そんな人が多いのではないでしょうか。実際、実務経験のない人が現場で採用されることは簡単ではありません。そこで活用したいのが、スクールの就活支援です。この記事ではWEBデザインスクールでどのような就活支援を受けられるのかについて、解説します。
WEBデザインスクールは就活支援付きのところを選ぼう
WEBデザイナーになるには実務に必要なスキルの習得が必須です。しかし一生懸命学習をしても、実務未経験者がWEBデザイナーの仕事に就くのは難しいのが現状です。なぜでしょうか?それは現場で求められているのが、即戦力の人材だからです。
基本的なスキルがあるというだけで実務経験のない新人を採用してくれる会社は、残念ながらほとんどありません。しかし例外があります。それは企業が未経験と分かって採用する場合です。
WEBデザインスクールには未経験者のための就活支援を行っているところがあります。支援内容はあとで詳しく説明しますが、カウンセリングや書類作成サポート、面接対策、提携企業の求人紹介などがあります。
その中でも提携企業の求人紹介は未経験者にとって非常に有利なシステムとなっているようです。これは企業にとってもメリットがあります。簡単にいうとスクールが卒業生のスキルや人柄を保証してくれるので、企業側も低リスクで採用ができます。そのため、未経験者でも採用のチャンスが与えられるというわけです。
他にもフリーランスとして簡単な仕事で経験を積む、あるいはアルバイトとして入社して正社員を目指すという方法もあります。しかし、いずれの場合もどうしても時間がかかってしまいます。最速で採用を狙うならスクールの就活支援を受けるのがもっとも効果的といえるかもしれません。
Webデザインスクールの就活支援の内容
就活支援のあるWebデザインスクールを選ぶことが大事だと書きましたが、具体的にどのようなサポートがあるのでしょうか。ここでは代表的な就活支援の内容を紹介します。
ヒアリング・カウンセリング
専属のキャリアカウンセラーが面談をして、就職のアドバイスをしてくれます。自分の強みや弱点を分析して、企業に対して何をアピールしていくのかを明確にしていきましょう。
ポートフォリオ作成
ポートフォリオとは「作品集」を意味します。しかし、単に過去の成果物をまとめただけのものではいけません。どのような根拠でデザインを作ったのか、どんなスキルを持っているかなどを面接する企業に示すことが目的です。
WEBデザイナーの就職ではポートフォリオの出来が採用に大きく影響します。企業で評価されるポートフォリオの作成をサポートしてくれます。
書類作成サポート
履歴書や職務経歴書の書き方の添削をしてくれます。受講生の中には就活が初めてという人や、転職の書類を書いたことがない人もいるようです。どのような書き方をすればよいのか、正しい書き方をサポートしてもらえるのは安心です。
面接対策
面接時の受け答えやマナーについてアドバイスが受けられます。受講生はWEBデザイナーとは関係ない業界から来た人がほとんどです。面接の対策に不安を抱く人にとってアドバイスをもらえることは心強いといえるでしょう。
求人紹介
受講生に提携企業の求人紹介をしたり、独自のマッチングサービスを提供したりしているスクールもあります。企業側も実務未経験の卒業生であること承知して求人しているので、一般の求人よりも採用されやすいでしょう。
返金保証
スクールによっては就職できなかったら授業料返金してくれるところもあります。ただし、返金保証を受けるためには入校時に年齢や成績など一定の条件があるので、各スクールに確認するのがよいでしょう。
スクールの就活支援の強みは、企業側の求める人材をスクール側が事前にヒアリングしている場合が多いという点です。卒業生の就職サポートサービスは、同時に企業側にとっては人材提供サービスです。
企業側はスクールに自社の求める人材を伝えて、スクールはそこにマッチングするような人材を育成するという側面があります。そういう理由で、スクールの就活サポートは未経験者に有利なシステムとなっているのです。
就活支援サポートがあれば必ず就職できる?
就活支援があれば未経験者がWEBデザイナーの仕事に就くのに非常に有利です。しかし、就活支援のあるスクールに通ったら必ず就職できるかといえばそうではありません。実際に、90%以上の就職実績があるスクールでも採用されない人はいます。
カリキュラムを修了したのに就職できない人の多くは「受け身の人」です。スキルさえ身に付ければどうにかなると考えている人がいますが、究極的にはスキル自体はアピールポイントにはなりません。即戦力になれるほどの突出したスキルがあれば話は違うかしれませんが、基本的に独学だろうがスクールに通っていようが真面目にカリキュラムを修了した人の実力に大きな差はないのです。
企業は未経験者の何を見ているかというと、成長性をみています。WEBデザイナーは常に新しい技術を勉強していかなければなりません。自分で常に学んでいける人材を求めています。就職をゴールにしてしまっている人は将来的な成長の見込みがないので、まず採用されないでしょう。
スクールの就活支援があればWEBデザイナーの仕事に就くのに有利という話をしてきました。しかし、極論をいえばPhotoshopが使えたりコーディングしたりすることができるというのは、一般職で置き換えるとWordやExcelが使えるなどそういったレベルの話です。その技術を使って問題解決できる能力こそが大切です。WEBデザイナーになって何がしたいかをしっかりイメージして、就活支援を最大限に活用していきましょう。